冬に流行する感染症予防

冬の猛威として恐れられる「インフルエンザウイルス」と「ノロウイルス」があります。

感染力が強く、症状もつらいため、多くの方々が心配されているのではないでしょうか。

インフルエンザに対してはワクチン接種が可能ですが、ノロウイルス感染症には現在ワクチンや特効薬がありません。

ただ、インフルエンザもノロウイルスも、しっかりとその特徴を知って、予防・対策に活かすことができます。

 

ノロウイルス感染症は12月~1月が流行のピークなのに対して、インフルエンザは1月~2月が流行のピークです。

これらの感染症が“なぜ冬に流行するのか?”というと、ウイルスは乾燥・低温を好みます。

まさに、冬の気候はウイルスにとって居心地が良いのです。

 

インフルエンザウイルスは主に、感染者のくしゃみや咳から感染します。

感染してから24時間ほどで発症し、発症後5日間でウイルスはほぼ無くなりますが、解熱後2日間ほどは体内にウイルスを保有していると考えられています。

ノロウイルス感染症は、主に牡蠣などの二枚貝や感染者の排泄物が感染源としてあげられます。感染から12~48時間ほどで発症し、症状は2~3日で収まりますが、長い人では発症後1ヶ月もの間、体内にウイルスを保有していると考えられています。

回復後の便であっても感染に注意する必要があるほど、感染力がとても強いウイルスです。

 

冬の感染症の基本的な予防としては、「手洗い」「うがい」が一般的ですが、正しくできている人は意外と少ないかもしれません。

「手洗い」は手に付いたウイルスを洗い流すことで、感染を防ぐ行為です。

よく、「アルコールで死滅するから」とアルコールだけで済ませる方もいますが、アルコールだけではウイルスは完全に死滅しません。

石鹼をよく泡立てて、30秒以上かけて手のひらだけではなく「手の甲」「つめ」「指の間」「手首」までしっかりと洗い、よく流してください。

「うがい」は注意が必要で、実は1日1回程度ではあまり大きな効果は期待できません。

というのも、ウイルスが喉などの粘膜についてから感染するスピードは非常に早いのです。

効果を得るためには、こまめに複数回うがいをすることをおすすめします。

手を洗った後には顔に付いたウイルスも落とすために、顔も水で洗い流します。

うがいの前には一度口をすすぎ、口の中をキレイにして、うがいをしますが、うがいをする際は声を出しながらすると効果的です。

少し手間は増えますが、冬の感染症から身を守るために、ぜひ取り入れていただきたいポイントです。